大喜利の回答を作る時の基本

皆さん、大喜利してますか?

ここでは、大喜利の方法論みたいなものを連載形式で紹介していきます。

対象は、大喜利をこれから始めようという人や、始めてみたもののいまいちどうやって考えたら良いかわからない、という人です。

ある程度慣れてる人は、それぞれの「やり方」「回答の作り方」みたいなものを持っているでしょうからね。

この連載を読んでちょっと練習してもらえば、あっという間に「大喜利素人」から「大喜利ちょっと慣れてきた人」くらいになれると思います。

それぞれの記事には練習用のお題と回答欄も付けていくので、気軽に投稿してみてください。

全部で30回くらいを予定してますが、記事が全然書けなかったり、内容が膨らみまくったりしたら、全1回とか全1468回にとかになるかもしれません。

では内容に入りましょう。

連載一回目は「大喜利って何?」ということで、基本からいきます。

「大喜利って何?」を知らない人がこの記事に辿り着くことなんてあるんだろうかという気もしますが

まあ一回目だから。これでいきましょう。

大喜利とは何か

大喜利とは、「お題に対し、面白い回答を返す遊び」です。

ニコニコ大百科Wikipediaによると、もともとはもっと広い意味だったらしいんですが、

最近(執筆時:2017年)では、もっぱら「お題に対し、面白い回答を返す遊び」という意味で使われます。

まあ、出てきた回答が必ずしも面白いとは限らないので、

お題に対し、面白い回答を返そうと試みる遊び」と言ったほうが正確かもしれません。

確実に面白い回答を出せる人のほうが稀(まれ)ですからね。

例を挙げましょう。

お題:こんな浦島太郎は嫌だ

例えばこういうお題が出ます。昔話の浦島太郎です。

このお題に対して

「乙姫に世界観を統一するセンスがなく、竜宮城がアステカからイスラムまであらゆる建築様式を採用している」

みたいなバチクソ面白回答を返す。

それが、大喜利です。大体わかりましたね。

大喜利の回答の作り方

まず、お題が出ます。

「こんな浦島太郎は嫌だ」

そうしたら参加者は、「どんな浦島太郎が嫌かな?」と考えるわけです。

どんな浦島太郎が嫌かな?

要素を考える

どんな浦島太郎が嫌かを考えるためには、まず浦島太郎にはどんな要素が含まれるかを考えてみる必要があります。

「浦島太郎」と一言で言っても、いろんな要素がありますね。

・浦島太郎自身
・亀
・いじめっ子
・亀を助ける
・亀に連れられて海中へ行く
・竜宮城
・乙姫
・タイやヒラメの舞い踊り
・浦島太郎の豪遊
・3日間過ごす
・別れ
・玉手箱
・決して開けてはいけない
・地上へ帰る
・年月が経っている
・玉手箱を開けてしまう
・おじいさんになってしまう

サッと考えただけでこんなに出てきます。

「タイやヒラメの舞い踊り」って何なんですかね。

「浦島太郎」という物語自体に注目すると

・昔話である

なんていう要素も思いつくかもしれません。

要素を選び、それがどうだったら嫌か考える

ここから、回答に使う要素を一つ選んでみましょう。

ここでは「亀」を使ってみることにします。

亀がどうだったら「嫌」でしょうか?

う〜ん。

例えば。

死んでたらどうでしょう?

嫌ですね。死んでたら嫌です。

ヌルヌルだったらどうでしょう?

嫌ですね。ヌルヌルだったら嫌です。当たり前ですね。

カメが、メカだったらどうでしょう?

嫌かな…?どうかな…?

でも、メカの回路に海水が侵入してすぐ故障しそうですね。

じゃあやっぱり嫌ですね。

今度は「乙姫」の要素に注目してみましょうか。

乙姫がどうだったら嫌でしょうか?

男だったら?

嫌ですね。そこは「姫」であって欲しい所です。

オレオレ詐欺で生計を立てていた過去があったら?

嫌ですね。犯罪者ですからね。

乙姫が爆弾だったら?

嫌ですね。爆発しては困ります。

「いじめっ子」の要素はどうでしょう。

いじめっ子ってどうやってカメをいじめてるんですかね?

ロケットランチャーでカメを吹き飛ばしていたらどうでしょう?

嫌ですね。加減を知ってほしいです。

一気コールで断れない雰囲気にして潰れるまでお酒を飲ませていたら?

嫌ですね。昔話でそんな大学生みたいなことやらないで欲しいです。

執拗に8.6秒バズーカーのラッスンゴレライをやらせようとしていたらどうでしょうか?

嫌ですね。昔話でそんな新入社員イビリみたいなことやらないで欲しいです。

「昔話である」という要素に注目するとどうでしょう?

他の昔話から要素を持ってこれるかもしれませんね。

浦島太郎が桃から生まれていたらどうでしょう?

嫌ですね。話がとっちらかります。

浦島太郎がきびだんご一つを報酬に鬼ヶ島に行かされていたら?

嫌ですね。竜宮城に行ってほしいし、人間としての尊厳を守れる程度の報酬はもらって欲しいです。

回答としてまとめる

さて!

お気づきでしょうか。

もう既に、たくさん回答ができましたね!

お題:こんな浦島太郎は嫌だ

・カメが死んでいる
・カメがヌルヌルだ
・カメがメカなので、海水ですぐ故障する
・乙姫が男だ
・乙姫がオレオレ詐欺で生計を立てていた過去がある
・乙姫が爆弾だ
・いじめっ子がカメをロケットランチャーで吹き飛ばしている
・いじめっ子がカメに一気コールで断れなくして飲ませて潰している
・いじめっ子がカメに執拗に8.6秒バズーカーのラッスンゴレライをやらせようとしている
・浦島太郎が桃から生まれた
・浦島太郎がきびだんご一つを報酬に鬼ヶ島に行かされている

と、まあこんな感じです。

簡単じゃない?

簡単じゃ、ない? どう?

まとめ

まあとにかく、手順としては

・お題に含まれる要素を考える
・その要素がどうだったらお題に沿った答えになるか考える

ということです。

お題に沿った答えというのは、「こんな浦島太郎は嫌だ」の場合は、「嫌」という部分のことです。

これが基本です。簡単でしょ?

こうやって考えた回答を、フィルタリングしたり強化したりするわけですが、それはまた次回以降お話します。

この下に、練習用のお題を出しておきますね。

いろんな要素を含むお題ですから、要素を適当に選んで、それがどうだったら嫌かを考えて投稿してみてください。

Posted by 岡竜之介

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お題:

こんな運動会は嫌だ

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